2023年7月15日土曜日

各社 廃盤瓦 の弊社保有状況 スーパートライタイプ2 サンレイ S瓦ほか

 

*最新更新 令和5年8月8日

(随時更新します)

 

 

 瓦メーカーも、廃業したり業態転換したりなどで、以前と比べてかなり減ってしまいました。

 

 また、操業中のメーカーでも、「廃盤」になった瓦がたくさんあります。

 

 これもメーカーの方針によって、「補修部材」として用意できるところもあれば、「まったく廃盤でメーカーにも残っていない」というところもあります。

 

 

 取り急ぎ、よく使われていそうなもので、弊社が保有している「廃盤」瓦の在庫をお知らせしますので、必要な方はお問い合わせください。

 

TEL 079ー595ー1228

FAX 079ー595ー0881

 

 

 

<鶴弥>

 

 

 ◇ スーパートライタイプ2 銀鱗色 桟瓦  約300枚

 

 


  ◇ スーパートライタイプ1 スノーホワイト色 桟瓦 約300枚

 おかげさまで完売しました!

 


 ◇ スーパートライ スマート クールグレー色 桟瓦 約80枚

 

 

 ◇ サンレイ マットブラック 桟瓦 約30枚

 ◇ サンレイ アンティックブラウン 桟瓦 約100枚



<新東>


 ◇ S瓦 ストレートブラック 桟瓦 約40枚


<東洋>


 ◇ S瓦 マットブラック 桟瓦 約100枚

 

 

2021年1月22日金曜日

瓦はなぜ「落ちたり・飛んだり」するのか?

 

 

 こんにちは。

 

 わたしたち屋根業界に関わる者にとっては、台風や地震などの「災害」で

 

 瓦が落ちたり・飛んだりする

 

ことは、いろんな意味で悩みのタネでもあります。

 

 というのも、土を焼いてできている「陶器瓦」というのは、ほんとうに良くできていて、屋根材としてはたくさんのメリットがあるのですが、どうも災害で瓦が落ちて破損している映像や写真ばかりが目につくので、

 

 

 マイナスイメージ

 

を持たれてしまうことに、困っているわけです。

 

 

 昔ながらの人や、瓦に詳しい高齢者の人にとっては

 

「瓦なんて飛ぶもんやろ」

 

という印象もあると思いますが、 それは片方では


「まさにその通り!」


でもあるし


「いいえ、ぜんぜん違います!」


でもあります。


 このサンドウィッチマンさんの漫才のような

 

「ちょっと何言ってるかわからない」

 

状態が、まさに瓦業界の悩みなんですね。

 

 

 

 

 このお話、簡単に説明すると

 

「江戸時代からつづく工法では、瓦は土で貼り付けているだけだから飛ぶ・落ちる」

 

ということなんです。

 

 でも、

 

「現代工法では、瓦は釘やビス、銅線などで緊結されているし、瓦同士が連結するので飛ばない、落ちない」

 

ということでもあるのです。

 

  ですから、今みなさんが住んでいたり、近くにあったりする瓦屋根のおうちが、


「どの年代に、どの工法で屋根が葺かれているか」

 

によって、飛ぶ場合もあるし、飛ばない場合もあるのですね。ああ、ややこしい!!

 

 

 

 

 今回、国土交通省さんが主導して、そのあたりのややこしい部分を「統一しよう!」ということになりました。

 


 屋根瓦を落とさない、飛ばさないための7つのQ&A

 

↑の説明がとってもわかりやすいので、ぜひご覧ください。(国交省・国総研)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月16日土曜日

2021年 屋根業界が大きく変わります! ガイドライン工法 法制化


 

 

  本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 2021年の幕開けは、まだまだ猛威をふるっているコロナウイルスとの戦いの真っ只中からスタートしたわけですが、今年は屋根業界にとっては大きな変化の年になりそうです。

 

  すでにお得意様、工事業者さまにはお伝えしているとおり、屋根瓦について「ガイドライン工法」が法制化される動きです。

 

 実際の施行は来年の1月1日からですが、

 

 ■ 屋根材の取り付け方法が、定められたガイドラインに沿っていないと違反(不適格)になる

 

ということが建築基準法の告示で明確に示されるようになりました。

 

 この動きに向けて、メーカー・卸業者・工事業者とも施工をよりよいものへと変化させる年になるので、頑張ってゆきましょう!ということで。

 

 しかしまあ、江戸時代から続いている屋根の工法にメスを入れるということで、業界にとってはすごい話だなあ!とも思います。

 

 もちろん、個人のおうちにとっても

 

「これをきっかけに今の屋根の状態を見直す」

 

というチャンスだと思います。 


 また、きちんとした工法をしらない「にわか業者」のような工事業者が減ると思われますので、いっそう安心していただけるのではないかな?とも感じます。

 

  今年も大雪からのスタートでしたが、まずは災害が少ないことを祈っています!

 

 


 

 

2020年1月6日月曜日

【おしらせ】 定休日が変わります 2020~


定休日変更のお知らせ


 いつもお世話になっております。


 働き方改革の一環で、関係省庁などからの指導もあり、弊社の定休日を変更することとなりました。



 第2・第4土曜日/日曜日/祝日は定休日となります。


 GW・お盆休みや正月などの長期休業については、別途お知らせいたします。




 よろしくご理解賜りますよう、お願い申し上げます。



(2020年1月より定休日を変更します)



2019年8月8日木曜日

【おしらせ】 ルーフネクスト 2019夏季休業について









 いつもお世話になっております。


 下記のとおり、お盆休みをいただきますので、よろしくお願い申し上げます。

 




 【2019年の夏季休業について】



 休業日



  令和元年8月11日(日)~16日(金)


 8月17日(土)は営業しております。19日(月)より通常営業いたします。






2019年7月30日火曜日

モニエル瓦をお探しのみなさんへ! 類似品がたくさんあります。



 弊社のブログやホームページを「モニエル瓦」で検索して訪問なさる方が増えておられるようです。



 すでに、この記事を読んでおられる方はご存知だと思いますが、モニエル瓦はすでに日本を撤退しており、入手困難になっている屋根材です。



 たまたま弊社では、モニエル製品と互換性のある部材を扱っていますが、実は



「みなさんがモニエル瓦だと思っている屋根材は30種類くらい、別々の会社が作ったものが紛れ込んでいる」



ことをぜひ覚えておいてください!




 いろんな会社が作っているウォークマン(持ち運びカセット)みたいなもんで、みんながあの小さな機械のことをウォークマンと呼んでいましたが、そう呼んでいいのはSONYの製品だけ、みたいなことが起きています。





 モニエル瓦というのは、モニエル社、そしてその後継であったラファージュルーフィング社の製品のみを指す、コンクリート瓦です。




 そして、サイズや形状がよく似た類似品がたくさんたくさん出回っていましたので、本当にお気をつけてください。




たとえば


モニエルに似たセメント瓦

http://roofnext.blogspot.com/2017/07/blog-post_15.html



にも、実際の例を書きましたが、



■  モニエル瓦は、水の流れるチャンネルが左についている


■  それに対して、アルプスのアルペン30はチャンネルが右についている



なんてのは、かわいいほうです。



 細かく言えば、類似品のメーカーや製品によって、屋根材(瓦)の寸法がいろいろ異なるようです。


(私も、すべてを知っているわけではありません。現在生き残っているほんの少しの種類のみ知っている程度です)




というわけで、こんなのがあったよ!という例を



=========




<2つ山タイプセメント瓦>



■ モニエル センチュリオン  チャンネル左


■ モニエル ヴィラクラシック  チャンネル左 (山が大きい)


■ 旭セメント スカンジア瓦SS  チャンネル左


■ クボタ パラマウント  チャンネル左


■ アルプス アルペン30  チャンネル右


■ ヨーロピアン チャンネル右


■ FUJIX ハイ・マウント チャンネル右(わかりにくい)


■ ユーロベスト チャンネル右(わかりにくい)


■ 高橋屋根工業  クレスト チャンネル右(わかりにくい)




 まあ、主要なものでざっとこれくらいあります。



 これらをみな、つい呼ぶときは「モニエル」と呼ぶ人が多いので、大変なことになってしまうのですね!





 判別方法は、「割れた瓦の裏側、もしくは表の刻印を見る」というのが正解です。



 どこかに、メーカーや製品名の痕跡が残っていますから、それを読み取るのが確実です。



 少なくとも、屋根に乗っている状態で、概観写真からきちんと判別することは



 ほぼ不可能



に近いかもしれません。



 屋根工事業者さんでも、初見での判断は間違うことが多いので、私達のような卸し業者や、あるいはメーカー同士で「ああでもない、こうでもない。もしかするとあれかな?」と話し合って結論が出るような現場もあります。



 まあ、それでもほんまもんのモニエル社のモニエルが乗っている確率は7割程度はありますので、





 うちのモニエルが・・・!



と言ってしまうのは、確率的には7割くらいは当たります(苦笑)




 お気をつけくださいませ。




2019年7月22日月曜日

【この瓦を探せ】 大きな棟瓦 「京箱(きょうばこ)」



 台風などで、強い力をうけるとどうしても「はしっこ」の瓦に力がかかって、ズレたり、支障が起こる場合が多いです。


 現在の施工で葺かれた瓦は、釘やビス、銅線などで緊結されていますので、地震や台風がきてもそうそう飛んでいったり外れたりしないのですが、



 昔の施工方法で葺かれた瓦は、接着剤代わりの土で貼り付けられているだけ



の場合も、正直あります。この施工方法は、江戸時代からのかなり古いやり方なのですが、もともと瓦はそうした「土での施工」と「自重だけで乗っかっているだけでも、雨をふせぐ」機能を持っています。


それがどんどん進化して、


◆ 土を使わなくなったことで、屋根全体の総重量が減った

◆ 瓦同士が繋がったり、釘やビス止めなど、防災対策がかなりアップした


のが今の施工方法です。



 それでも、先年の台風のような強い力が加わると、瓦の角や隅、屋根の頂上部分にあたる「棟」が傷む場合は、もちろんあります。







 さて、写真はその「棟」に載せる一番上の瓦で「京箱(きょうばこ)」瓦と言います。



 京箱の瓦は、棟の高さを極限まで引き上げる「背の高い瓦」ですが、産地によって特徴があります。



◆ 三州の京箱 ・・・基本的に高さはおおむね決まっていて、垂れの部分が6もしくは8センチ程度。(金型による)


◆ 淡路の京箱 ・・・背の高いものと低いものの2パターンがある。最大垂れ長さ9センチ程度。


◆ 四国の京箱 ・・・最も高い形状で、垂れ長さ9センチ越え10センチ程度。





 今回調べてほしいと依頼があったのは、写真のかなり背の高い京箱で、淡路もしくは四国品だと思われます。



 残念ながら、まったく同一形状のものは現存せず、焼き上げる前の白地(しらじ)を作っていた工房がすでにお辞めになっておられるものかもしれません。



 代替品としては淡路もしくは四国品のおなじくらい背の高い京箱は現存しますので、それを利用するのがベターではないかと思います。




 各産地とも昔は白地を作る業者さんがたくさんあったのですが、現在はそうしたパーツ、部材の供給元がどんどん減少していますので、



「昔とまったくおなじ形状の現行品」



が入手困難になってきているのも事実です。ただ、腕のある職人さんだと、多少形状が異なっても、すり合わせをしながら雨漏りをふせぐ機能そのものには問題がないように瓦を葺く、納めることができますので、特殊な形状でもまずはお問い合わせくだされば、できるかぎり探すようにします。