2025年6月13日金曜日

縁起物?! ど根性夫婦山椒

 

 会社の敷地というのは、田んぼの真ん中にあって土地のかさ上げをしているので、水はけのために「溝」が切ってあるのですが、もう会社がここに移って何十年にもなるため、溝の一部が土で埋まってしまっています。

 

 その溝から「山椒」の木が生えていて、気がつけば「そこそこの大きさ」まで育っております。

 

 いったいいつ頃から生えているのかわかりませんが、もしかしたら10年くらいは経っているのかもしれません。

 

 


 

  こんなふうに、会社のはしっこの方で立派に育っています。




 そして、まず「ど根性!」なのは、写真のとおり「溝」から生えていること。

 ここは排水のために切ってある、ふつうの溝なので、育つには大変だろうなあ、と思います。


 次に「夫婦」というのは、オスメス2本の木が一緒に生えているんですね。


 山椒は、種から育つときに「雄の木」「雌の木」に分かれて育ってゆくのですが、パッと見では、どちらの木かわからないそうです。

 そのためホームセンターや園芸やさんでは「葉山椒」という名前で苗が売られていて、ようするに「若葉を楽しんでくださいね!」という謳い文句なのですが、何年か経たないと

 雄になるのか雌になるのかわからない!

ので、「実が成ること」を広告できないのだとか。






 会社の山椒は「オスメス」が2本隣同士で生えているので、夫婦山椒になっていて、しっかり実をつけてくれています。


 この夫婦山椒になっているのは、実は奇跡的で、

「鳥が山で山椒の実を食べて、糞として種を落としたときに、オスメスの種が偶然一緒に落ちた」

ということだと思います。


 どちらか一方だけだったら、実がならないのですね。






 今年もこんなにたくさん採れました!!!