2016年9月17日土曜日

【この瓦を探せ!】 2回目も塀瓦 (カサヘイ) 古い塀瓦を探しました!

 こんにちは。


 屋根材の卸し業をしているものですから、「この瓦を探して!」とか「こんな屋根材を見つけて!」という依頼がよくあります。

 そこで、【この瓦を探せ!】シリーズとして、いろんなマニアックな瓦や屋根材を見つけ出した記録を残しておこうと思います。


 というのも、瓦に限らずどんな製品も「工業製品」なものですから、時代や年数が過ぎると廃盤になってしまったり、作っていた会社が廃業してしまったりすることがあります。


 でも、瓦や屋根材の一部が傷んだりして交換したい!ということがあるので、できるだけ元の製品を探したいのが世の常ですよね。


 そういう時に我々、いろんなメーカーとお付き合いのある業者がいろんなツテを辿ったり、古い資料を引っ張り出したりしながら、製品を探すことになるわけです。






 というわけで、第二回も前回とおなじく「塀瓦(へいがわら)」を探しました(^^


 前回も、古い塀瓦でしたが、今回もまた古ーい瓦。


 こんな瓦です。










 依頼があったのは、塀瓦(へいがわら)といって、おうちの塀の上に、直接雨がかからないようにフタをする部材でした。


 何かが当たって、角のところが割れてしまったので、同じものをご希望とのことでした。






 塀瓦は、いくつか産地があるのですが、



 カサヘイ(ヤマ清瓦工業)
http://www.yamakiyo.co.jp/


が、現在ではトップメーカーさんです。




 ヤマ清さんが手がけると、塀は↑こんな感じになります(出典:ヤマ清瓦工業)



 




 さて、ところが、依頼のあった瓦は、同じ形のものが現在のヤマ清さんのカタログにも載っていないし、あまりみかけたことがありませんでした。




ところが、ヤマ清瓦工業さんに尋ねると、即答でした!



”廃盤になってますが、対応可能ですよ!”


とのこと。




 



 どん!!









 というわけで、「B1」型の塀瓦!無事に発見!!



 ちなみに現行品は、すこしサイズの違うB3型になっています。



 瓦のプロとして、どんな瓦も探しますよ~!!

2016年9月5日月曜日

【廃盤?】無くなったモニエル瓦の代替品 モニエル瓦あります!

 こんにちは


 今でもたくさんの屋根にのっているモニエル社製のコンクリート瓦ですが、モニエル社さんが2010年に日本を撤退してから、いよいよ


 残っていたモニエル瓦


が日本中から無くなってしまいました。



 私の住んでいるニュータウンにもモニエル瓦が使われているお家がたくさんあり、屋根の塗装時などに



割れている



ことが発見されたりするのですが、これまでは補修のしようがなくコーキングで埋めるのみのような一時しのぎの対策が取られていたようです。



 ところが!!!





 じゃじゃーん!



 なんとこのたびルーフネクストでは、このモニエル瓦の代替品を常時在庫するようになりました!



 桟瓦のみで、かつ色も単色のため現状に合わせて塗装が必要だったりしますが、割れたモニエル瓦の交換ができるようになりました!



 センチュリオンとホームステッドのそれぞれ寸法が同一の補修瓦(桟瓦のみ)


をご用意しておりますので、ご入用の場合はまずお問い合わせください。




<注意事項>


 ふだんお使いの陶器瓦の相場等に対して「ものすごく高い」です。そのため多くの箇所を葺き替える用途には適しません。数枚程度の交換用にお使いください。


 モニエル社・ラファージュ社が扱っていた「本来のモニエル瓦」に対して、製法も強度も異なる製品ですので、ご了承ください。


 大量に必要の場合でも、値段が下がらず、かつ運賃も高価(パレット輸送のみ、100枚程度単位)です。

 ※宅配不可、割れてしまいます。



 数多く必要の場合は、部分もしくは前面別の屋根材で葺き替えたほうがよい場合もありますので、ご相談ください。



問い合わせ  ルーフネクスト(株) 079-595-1228  担当 大塚まで