2017年10月27日金曜日

瓦1枚からでもOK! 補修用瓦小売しています。 ~台風で瓦が飛んだ!~




 平成29年、台風21号で被害に逢われた方に、心よりお悔やみ申し上げます。




 さて、弊社のあります兵庫県の中部地方でも、今回の台風21号でかなりの屋根被害が出ていました。



 近年「瓦が飛ぶ、剥がれる」ということはほとんど無かったのですが、今回の台風では広範囲に被害が出ているようです。




 ちなみに、今回もそうですが「瓦が剥がれる、飛ぶ」という被害があった場合は、第一に



■ 土葺き(土に接着させて葺く昔ながらの工法)で緊結・釘打ちが無かった場合


■ 緊結・釘打ちはあるが、不十分だった場合




という問題点があります。



 瓦を釘などで止める工法が十分であった場合には、ほぼ被害はありませんので、その点ご理解ください。




 具体的には、



■ 阪神大震災以前に瓦・屋根材が葺かれた建築物



については、緊結釘打ちが不足していることが多いです。ご参考まで。



(現場サイドの職人さんの間でも、震災前と震災後の工法が大きく変わっています)






 さて、弊社にも連日「瓦」を買いに来られる方が多いのですが、意外にご存知ないと思いますが、



「瓦にはサイズにいろいろな種類があり、規格に沿うものも、沿わないものも多種多様」



であることをぜひ知っておいてください。



 弊社では依頼された瓦は、なるべく近いものを探しておりますが、




「すでにメーカーがないもの」


「すでに廃盤になっているもの」




なども多々あります。





 ↑一見すると似たような瓦でも、サイズも、切り込みの位置もすべて異なります。




 なので、




■ できれば現物をそのまま弊社までお持ちください。判別が最も簡単です。



■ 現物が厳しければ、概観写真と各部の寸法を測ってきてください。




という2点をお願いしておきます。



(持参する瓦は、破損したものでもいいですが、できれば「平瓦」「桟瓦」という最も枚数がたくさん葺いてあるもののほうが望ましいです。その種類の瓦が分かれば、自動的に各パーツの種類もわかります)


寸法を測るときは、



 最低限 A と B あるいは A と C



をお知らせください。



 A~Gまですべて分かるに越したことはありませんが、最低限AとB、あるいはAとCが分かればなんとかなります。



 弊社では瓦一枚からでも、個人向け販売も行っておりますので、お気軽にお越しください。



(遠方への通信販売、宅配配送は行っておりませんのであしからずご了承ください。


 かならず、お送りした商品にワレやカケが発生してご迷惑をおかけするので、店頭販売のみ対応いたします)




 











2017年10月16日月曜日

瓦のロケットストーブ ~作り方と動画編~



 このブログのはじめのほうで、「瓦のロケットストーブ」を紹介したのですが、近日実物を展示する機会があるということで、あらためて


作り方の動画


を撮影しました。



 詳しい作り方については、これまでに色々な方が実例を挙げておられるので、参考になさってください。


 最もわかりやすい図面は、




 OLIVEさんのサイト
http://www.olive-for.us/dan-wo-toru/haizai-no-kawara-sutobu




にあります!


 説明文では瓦とレンガがあればできる、ということになっていますが、古瓦があるということは、レンガの代替品としてうまく使える


「半割りになったのし瓦がある」


ということなので、うちで作ったものは、


 平瓦(桟瓦)とのし瓦


だけで製作してみました。




 動画はこちら!