2017年7月15日土曜日

【この瓦を探せ!】 モニエルに似たセメント瓦 アルプス瓦




 こんにちは




 おなじみの「この瓦を探せ!」のコーナーですが、よく言われるのは



 「モニエル探して!」



というひとこと。



 モニエル瓦というのは、山が2つあるセメント瓦屋根材なのですが、実は、セメント瓦がブームだった頃には



 「よく似た瓦がうじゃうじゃと山のように!発売されて」



いました。




 その中でも、ブランド品と、名も無く消えていった「モニエル風瓦」があったのですが、今日探して欲しいと依頼があったのは



 




 これ! 左の下が欠けているのがわかると思います。




 2つ山のセメント瓦なので、「モニエル」だと思ってしまうのは仕方ないのですが、実は形状が違います。




 現在弊社で在庫している「モニエルの互換品」は、





 ほら!山の位置が逆ですね。



 水が抜けていくチャネルの位置も当然逆です。



 この2つは、同時に並べることは、もちろんできません。(葺き上がりは似た感じです)




 なので、「モニエル瓦」と一口で言わず、かならず現物もしくは現物の写真が必要になるのです。




 ちなみに、今回探した瓦は、現行品で、アルプスさんのアルペン30という瓦になります。


㈱アルプス




 ちなみに、瓦やセメントの屋根材には、品名の後ろに30とか40という数字がつくことがありますが、これは




「一坪に、この瓦や屋根材が何枚並ぶか」



ということを意味しています。




 セメント瓦の平板タイプは、坪あたり30枚タイプが多いようです。



0 件のコメント:

コメントを投稿